クスコからバスで約1時間の場所に、聖なる谷と呼ばれる場所があります。これは標高3,400メートルのクスコから下っていくと、小さな町が点在する標高2,800メートル前後の谷があります。聖なる谷ツアーでよく訪れられるのがこのピサックです。
ピサックで最も有名なのが、毎週火・木・日に開かれる市場です。特に日曜のものは大変人気で、欧米などからの観光客で大賑わいです。元々は、農作物などを扱うインディヘナの物々交換の場所として機能していた市場が、観光客の目に留まり一躍人気スポットになりました。現在は観光客向けの民芸品やニット、銀アクセサリー、小物類などが多数を占めます。都市部に比べると値段も安く、種類が豊富で目移りしてしまうので、民芸品などに興味のある方は大きめのバッグや袋を用意していきましょう。また、本来の市場の目的であった農作物を食べられる場所もあります。ジャイアントコーンが名産のピサックでは、塩味の効いたチーズと一緒に食べるのが現地流です。トウモロコシの旬は1-3月でこの時期に食べるのがおススメです。ぜひお試しください!
ピサックのもう1つの魅力はその遺跡です。ピサック遺跡は山の中にいくつもの遺跡グループがあります。広大な聖なる谷に広がるインカの段々畑の美しさは驚くべきものでく、マチュピチュより好む人がいるほどです。さらに、石建築の神殿や、展望台、城壁と周囲の絶景が織りなす調和は「ミニ・マチュピチュ」とも呼ばれ、素晴らしいものです。体力と時間が許す方は、ぜひこちらにもいらしてみてください。
(写真:トリップアドバイザー提供)
聖なる谷の下まで続く段々畑の建築に注目してください。山肌に沿って整然とつくられた、そのデザインの美しさに目を奪われます。
(写真:トリップアドバイザー提供)
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