パチャカマ遺跡は、リマから南東へ30kmほど行った砂漠地帯に位置しています。この広大な土地には、ピラミッドの形をした神殿、住居、日干しレンガの壁に描かれた絵、そして異なる文化時代に建てられた建築を見ることが出来ます。ここは、プレ・ヒスパニック期のペルー海岸地帯における先住民の重要な宗教の中心地でした。
近年大規模な発掘調査が行われ、パチャカマ遺跡歴史や意味がわかってきました。敷地内にある博物館では、遺跡で発見された土器や、美しい織物そして宗教に使われた品が展示され、宗教儀式の中心地であった歴史を解説しています。
100年ごろからスペイン人たちが来るまでの1450年まで、パチャカマ文化やイシュマ文化、インカ文明など様々な文化がここを占拠していました。まだ発掘されていないものがあるものの、現在は17つのピラミッドが解明されています。これらピラミッドと建築物の多くはインカ帝国が侵入する以前の800-1450年に建設されたものです。パチャカマ神を信仰していて、インカ時代になっても信仰は続きましたが、スペイン人の到来によって神殿などは壊されてしまいます。
こちらの遺跡の見どころは、日干しレンガで造られたパチャカマ時代の「パチャカマ神殿」、インカ時代に新たに作られた「太陽の神殿」、「処女の館(月の神殿)」です。様々な年代、文化の建物そして歴史を学ぶことが出来るので、ぜひ足を運んでみてください。
(写真:トリップアドバイザー提供)
この辺りに住む先住民にとってパチャカマ遺跡は宗教の面で大変な重要性を持っていました。パチャカマ神を信仰していたパチャカマ時代には神殿が建てられ、インカ時代になった後も信仰が続きました。インカ時代に新しく建てられたのは、「太陽の神殿」、「処女の館」などです。写真は、太陽の神殿です。
(写真:トリップアドバイザー提供)
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