エリア:中心部 ジャンル: 観光名所・旧跡 街並み・街歩き
観光の特徴: 必見! 出会い 歴史・文化 カップル ファミリー 子供連れ ひとり旅 シニア グループ・団体現在もスペイン王の宮殿として代々住まわれてきたマドリード王宮。現在、スペインの王族はここには住んでいませんが、スペイン国王夫妻の公式住居として公的な行事で使用されています。これらの行事を除いて、王宮は一般に開放されていて、数々の部屋の豪華な内装や、絵画コレクションを見学することが出来ます。
この場所にはイスラム教徒のモハメッド1世が9世紀に要塞を建て、その後カスティーリャ王国の要塞として使われ、16世紀にカルロス1世とその息子フェリペ2世がこの地を自らの住まいにしました。しかし、1734年の火災で全焼してしまい、500点以上もの価値のある絵画などが失われたと言われています。
フェリペ5世がその跡地に新しい王宮の建設を命じ、1738年から1755年にかけて工事が行われました。カルロス3世から20世紀前半のアルフォンソ13世まで、代々の王が時計、家具、シャンデリア、燭台といった調度品を加えたり、装飾を自分好みにするなどして、現在の姿に至ります。
様々な変化を経て出来たマドリード王宮のないそうですが、注目はなんといっても「王座の間」です。壁は赤いビロードと銀糸で覆われ、ラ・グランハ製の鏡やコンソールテーブル、時計で飾られ、ティエポロ作の天井画が描かれています。ベラスケスの「馬」やカラバッジョの「サロメとバウディスタの頭」など貴重な絵画が並び、シャンデリアも大変豪華です。現在は、来賓などを迎えるレセプション会場として使用されています。「柱の間」も傑作で、ここでスペインの欧州諸共同体(現在のEU)加盟条約の署名が行われた部屋でもあります。イタリア人の画家カラード・ジャキント作の天井画、壁には17世紀のタペストリーがかけられ、ローマの胸像や王宮が焼失する前の時代からの彫刻が飾られています。ジャキントは王室礼拝堂の丸天井にも「聖母の戴冠」というフレスコ画を描いています。
家具や装飾の他にも、貴重な絵画の数々、建物のデザインや材質に至るまで細部に注目しながら見ると面白いと思います。
(写真:トリップアドバイザー提供)
(写真:トリップアドバイザー提供)
(写真:トリップアドバイザー提供)
(写真:トリップアドバイザー提供)
(写真:トリップアドバイザー提供)
施設名 | Palacio Real de Madrid |
住所 | Calle Bailén, s/n, 28071 Madrid |
電話番号 | +34 91 454 8800 |
入場料 | 一般€10、ガイド付き€17、音声ガイドは€4(日本語無し)、5歳以下は無料 |
営業時間 | <4~9月>10:00-20:00, <10~3月>10:00-18:00 |
定休日 | 1/1、1/6、5/1、5/15、10/12、11/9、12/24、12/25、12/31、その他公式行事が行われる日 |
アクセス | 地下鉄「Opera」から徒歩およそ5分 |
公式サイト | http://www.patrimonionacional.es/ |
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