ホーム > イタリア中部の楽しみ方一覧へ > ラヴェンナの楽しい1日観光ガイド
市の散策はまず駅からのびるファリーニ通りから中心地への入り口、ディアツ通りから始まる。アリアーニ小路を右手に折れると、アリアーニ洗礼堂とその聖堂スピリト・サントが小さな広場にたたずむ。小路を戻り、さらに進むと中心地広場へたどり着く、モダンなバールから歴史あるバール、美しいヴェネツィア調建築の市庁舎、右手には県庁舎がある。広場を右に折れ、11月4日通りを前進して前方に見えるのは、クラシックな翼のデザインの旧中央市場。建物沿いに左に折れると市のショッピングストリート、カヴゥール通りに入る。小さな店がぎっしりと終点の門まで並んでおり、通り中右方には、サン・ヴィターレ聖堂やガッラ・プラチーディアの廟などがこっそりと顔を出す。広場へ戻り、小粋なカイロ-リ通りをまっすぐ進むと、左手にサン・フランチェスコ聖堂、その隣にひっそりとたたずむダンテの墓が現れる。さらに前方のカドゥーティ広場を左に折れ、ダゼリオ通りを行く先のケネディ広場の交差点左方にはドゥオモやネオン洗礼堂のスポット。カドゥーティ広場に戻り、グアッチマンニ通りを前進するとローマ通りにぶつかる。その右手の向かい側にはサンタ・アポリナーレ・ヌオーヴォ聖堂がある。またサンタ・アポリナーレ・イン・クラッセ聖堂へは駅からバスを利用する。西ローマ帝国の首都の時代に建造された主要モニュメントの訪問を終えたら、市内から10kmにあるアドリア海の小さな海辺町、マリーナ・ディ・ラヴェンナや市を10km南下したところに散在するテーマパークなども穴場の観光地だ。
観光の起点の市唯一の国鉄駅から出発しよう。
並木道の道をまっすぐゆっくり歩こう。左側には市で一番古い、4世紀のレンガ造りのサン・ジョヴァンニ教会が見える。
ショッピングストリートの一つ、ディアツ通りを楽しみながら、小さな横道のアリアーニ小路の先のアリアーニ洗礼堂にたどり着く。隣接のスピリト・サント聖堂も開いていたら是非覘いてみよう。
ディアツ通りを前進すると、市の中心広場がみえてくる。広場に面したエレガントなバールでカフェを飲んで街行く人々をながめるのも楽しい。
ラヴェンナで一番の繁華街カヴゥール通りを満喫しながら、いよいよサン・ヴィターレ聖堂へ向かう。5世紀に建造されたこのビザンチンモザイクの煌びやかさに圧巻される。同じ敷地内のガッラ・プラチーディアの廟は美しいブルーモザイクがちりばめられたプラネタリウムのよう。
サン・ヴィターレ聖堂を後に、ダゼリオ通りのケネディ広場が見えたら、右方のドゥオモ広場はもう間近。ドゥオモと同じ敷地内にあるネオン洗礼堂(Battistero Neoniano)や大司教礼拝堂(Cappella Arcivescovile)も一度に訪問しよう。
ドゥオモ広場北側を走るグエッリーニ通りを右に折れ、カドゥーティ広場へ向かい、左手のリッチ通りすぐ、美しい広場に面した、ダンテゆかりのサン・フランチェスコ聖堂が現れる。堂内にある地下浸水の小さな聖堂は金魚も泳ぐ池になっている。隣接した白い小さなダンテの墓は聖堂向かって左手にある。この後の観光は中心地から出るので、この辺でお昼休みをとろう。
サン・フランチェスコ聖堂右手のグアッチマンニ通りを駅方向に行くとローマ通りにぶつかる。ここの交差点のはす向かいにたたずむのがテオドリックのアパートだ。建物への入場は無料なのでぜひ訪れたい。年代ごとのモザイクのモチーフが見える。また時間があれば通り右手にあるプッブリチ公園を散歩するのもいい。
さらにローマ通りを駅方面へ歩くと右手に聖堂の鐘楼がひょっこりと顔を出す。両廊上部がモザイクで装飾された素晴しい堂内を後に中心地の観光を終え駅へ戻る。
中心地の観光を終えたら、市の近隣にある観光地をバスや電車を利用して訪問してみよう。ここにおすすめのスポットを紹介。
ラヴェンナ駅からバスで約15分南下した小さな街クラッセにたたずむ聖堂。8月には聖堂へ向かう一本道の左側一体がひまわりで覆われ夏の青空とハーモニーを奏でる美しい光景になる。この町はかつて古代ローマ帝国時代に、初代皇帝アウグストゥスの船隊の駐屯させた港町だった。実際聖堂前の小路左手に置かれた彼のすばらしい銅像が観光客を迎え歴史を語っている。堂内は3廊からなっており前方中央の豪華なモザイクはキリストと12の羊と化した使徒を中心に描いたもの。その煌びやかなモザイクの美しさを鑑賞しに世界中のツーリストが訪れる。聖堂の脇には小奇麗なホテルを併設したレストラン・バールがあり午後の休憩に便利だ。
市から車で約10分で着く市の夏のヴァカンススポット。夏場には近隣の都市からのイタリア人を初め、外国からの観光客でごったがえす。南方から延びるプンタ マリーナから北のマリーナ ディ ラヴェンナの運河までの海岸沿いの道路は夏場のシーズンは人々でにぎわい車で一杯だ。
マリーナ ディ ラヴェンナ(Marina di Ravenna)
Viale delle Nazioni
ラヴェンナ駅からバスで約15分。
http://www.marinadiravenna.org/home.php?Lang=it
市を10km南下するとアドリア海沿い自慢のテーマパークがぼちぼち現れてくる。遊園地ミラビランディアをはじめ、サファリパーク、プール、水族館などロマーニャ州とマルケ州の境界にあるカットーリカ市まで延々と点在している。また途中にある小さなリゾート町チェルビアやミラノ・マリッティマは大きな松林の中の散歩が心地よい。大きなヴィッラが並び、洒落たブティックがある。
大人から子供まで楽しめるラヴェンナで最大の遊園地。園内にはプールも設備しており、夏のシーズンに利用できる。最新の”スピード”は時速120km/hの超スピードで走るジェットコースター。高さが苦手な人はコークスクリューがおすすめ。
ミラビランディア(Mirabilandia)
Strada Statale 16 Adriatica Savio (Ravenna)
0544 561156
Statale Adriatica 16 ラヴェンナ方面、出口Mirabilandia。
http://www.mirabilandia.it/it
ミラビランディアの近くにオープンしたサファリパーク。アフリカに生息する動物達、らくだやキリン、ゾウ、ライオンはもちろん、家畜類、珍しい豹紋ガメなど園内のバスで見回ることができる。
ゾー・サファリ(Zoo Safari)
Via dei Tre Lati 2x Savio (Ravenna)
0544 690020
Strada Statale 16 Adriaticaで 出口
Mirabilandia。
http://www.safariravenna.it/esplora-il-parco/
イタリアを縮小したテーマパーク、その名もミニチュアのイタリア。園内の中心にある、地中海に浮かぶ長靴の国に代表する街々。それらのモニュメントを上空から見下ろした光景はガリバーにでもなった気分。周囲を走るミニ電車は本格的な作りで、実際にローマやミラノなどの主要駅へ到着する。その他ミニ遊園地や園内を回るモノレールがある。
イタリア イン ミニアトゥーラ(Italia in Miniatura)
Via Popilia 239 Viserva di Rimini(Rimini)
0541 736736
リミニ駅かヴィゼルヴァ駅から8番バス。Italia in Miniaturaと表示。
http://www.italiainminiatura.com/
ミラビランディアと比べ、小さな子供向けの遊園地。園内は中心に人工の湖があり、蒸気船が運航している。カラフルでライトアップしたアトラクションは誰にでも気軽に楽しめる。また、ペリカンや白鳥など野鳥の生息を観察できるエリアがある。
フィアビランディア(Fiabilandia)
Viale Gerolamo Cardano 15 Rimini
0541 372064
リミニ駅又はリッチョーネ駅からFilobus 11番。停留所27。
http://www.youtube.com/watch?v=4ndXfpnINoY
主役のイルカはパークのシンボル。インストラクターと一緒に繰り広げるイルカショーは感動もの。園内はテーマごとにアトラクション施設が設けられ、中でも地球の誕生のストーリーを3Dで追うシアターは迫力がある。点在する池の周囲には家畜やワシ、ミミズク、水鳥などの観察スポットがあり、普段出会えない野鳥などに身近にふれあうことができる。また、夏場に開かれるプール、アックアファン(ACQUAFAN)が隣接している。
オルトレマーレ(OLTREMARE Riccione)
Via Ascoli Piceno 6 Riccione (Rimini)
0541 4271
リミニ駅からトラム11番。
http://www.oltremare.org/
広大な面積に100の水槽を収容した水族館。世界の海から集合した海の仲間たちに出会える。館内は熱帯魚をはじめ、珍しい色とりどりの珊瑚などのトンネルがあり、まさに海に中にいるようだ。海、陸上の生物を4つの色分けにしたコースを設け、それぞれ両生類や、ワニ、ペンギン、くらげなどが鑑賞できどれも興味深い。勇気のある人には、実際サメの水槽に鉄カゴに入ってサメを間近に見る体験もできる。
アックアリオ ディ カットーリカ レ ナーヴィ(Acquario di Cattolica le Navi)
Piazzale delle Nazioni 1/a Cattolica(Rimini)
0541 8371
カットーリカ駅からバス125番。71番停留所”Acquario di Cattolica”下車。
http://www.acquariodicattolica.it/
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