かつてメディチ家のプライヴェートの住居として使用されていた有数の傑作コレクションを誇る美術館。宮殿2階面積ほぼ全体を占め、14室の華麗な展示室に多数の彫刻やフレスコ画、絵画があふれている。ロレーナ家により17世紀末に開館され、特にメディチ家の傑作コレクション、ラファエッロ、ティツィアーノ、カラヴァッジョなどに加え、ルネッサンス時代のイタリアとヨーロッパの画家と16世紀の作品を多数展示している。またそれぞれの展示室には15世紀~18世紀の家具や装飾品で華麗に飾られておりさらに豪華な雰囲気だ。展示室にぎっしりと並べられた作品は、歴代やグループごとに配列されてはなく、一家の好みの順よって飾られるので多少見方に左右されるが、その豪族の人柄を追いながら鑑賞するとまた違った見方が出来る。数ある中の代表作品としてフィリッポ・リッピの”聖母子”、ラッファエッロの”大公の聖母”、”ヴェールの女”、”椅子の聖母”、ティツィアーノの”美女”、その他ヴェロネーゼとティントレットらの素晴しい肖像画は必見。
Piazza de Pitti 1
055 294883
開館時間:火~日8:15~18:50
休館日:月曜
入館料:大人€8,50
学生€4,25
*近代美術館と共通チケット料金
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