ライン川の古城
Burgen und Schlösser am Rhein        
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エリア:ライン川流域   ジャンル: 観光名所・旧跡   世界遺産   景色・景観

写真ギャラリー(11枚)

  • 観光名所・旧跡   世界遺産   景色・景観

世界類いなき30近い古城が織りなすライン川の美しい中世の景観をとくと堪能あれ!

リューデスハイムからコブレンツまでの約65kmのライン川の渓谷の両岸に中世から在り続ける古いお城が約30近くも建っています。この情景は世界でも大変珍しくユネスコ・世界遺産にも指定されているほどです。川面近くに立つお城は大変ロマンチックで、ドレスに身を纏ったお姫様が今でもテラスに出てきそうであったり、いきり立つ岩山の霧中に浮かぶように立つお城は不気味であったり、この表情豊かなライン川の古城の数々は、船や電車などで巡る事ができますが、船から望むの方法が最も美しく、また合理的と言えます。(様々な会社がクルーズツアーを提供しています。)

※ライン川下りについては以下のリンクをご参照下さい。

■豆知識■

ドイツ語では「お城」を二つの言葉に分類しています。一つは「Burg」、もう一つは「Schloss」です。Burgとは「軍事用の城」、Schlossとは「王家居住用の城」を指します。ライン渓谷に立つ数々のお城もこの2つが混在しています。それを意識してお城を見学すると違った見方が出、楽しみも広がるでしょう。

基礎情報

■場所:ドイツ連邦共和国、 ラインラント=プファルツ州
■開園時間:お城によって異なる
■ライン川の古城を1つ1つ自分の足で巡るのは大変なのでライン川クルーズがお勧めです。乗り降り自由な観光船もあるので希望に応じて観光船選びをすると良いでしょう。例えば、ドイツ鉄道(DB)全線で利用できるジャーマンレイルパスを持っていれば、リューデスハイム−ザンクト・ゴアール間を走る定期観光船のK.D.ラインが乗り放題です!

リューデスハイムからコブレンツまでの古城 (★はCoolお勧めスポット)

■クロップ城■ Burg Klopp

クロップ城はリューデスハイムの直ぐ対岸にあるビンゲン市(Bingen am Rhein)のランドマークであり、今日の市議会が置かれている場所です。起源はローマ時代とされており、また当時の52メートルにも及ぶ深井戸もあります。当時はマインツ大司教に従属する城主の館でしたが、ブルクマンネン大司教の時代の1689年に破壊されたてしまいます。後、マインツ大司教軍が1713年に自ら爆破してしまい、1819年には再建され、それ以降は市議会、郷土史博物館として一般公開されています。

※お城の展望塔は、年中を通して毎日アクセス可能。

★■ブレムザー城■ Brömserburg

ワインの町として名高い町、リューデスハイムのライン川畔に一千年規模の長い歴史を持つ古城、ブレムザー城があります。その起源は4世紀とも言われていますが史料上では10世紀にマインツ大司教のための水城として建設されたとされてり、実際にマインツ大司教は1548年〜1668年まで居城していました。

現在のブレムザー城は、地元の歴史とワイン、印象的なワイングラスのコレクションを展示する博物館として利用されています。ぶどう畑とライン川を望めるお城のテラスでのワインの試飲は大変人気があります。皆さんも是非お試しを!

ブレムザー城 と ラインガーワイン博物館
Brömserburg und Rheingauer Weinmuseum
開館時間:3月1日−11月1日毎日10:00〜18:00 (最終入館時間:17:15)
TEL: 06722 2348

アクセス:リューデスハイム駅(Rüdesheim)より徒歩5分以内

■ネズミの塔■ Mäuseturm

ゴツゴツとした岩場にネズミ棟は立っています。この新ゴシック様式の塔は13世紀にマインツ大司教によって通行税関窓口として建てられました。「ネズミの塔」の名前の由来はドイツ語の税関、マウト(Maut)から来ています。(ドイツ語でネズミ=Maus)

※塔内部の見学不可。

★■エーレンフェルス城址■ Ruine Ehrenfels

13世紀に立てられたこのエーレンフェルス城は、北方から下流を遡り侵入してくる外敵から守る為の大変重要城塞として機能していました。戦略的にも最も重要な城であり、またクロップ城やネズミ塔とともに、ライン川の重要な税関局の1つでもありました。しかし17世紀末にフランス軍に破壊されてしまい 廃城となってしまいます。姿形は残るものの老朽化しており、残念ながら内部見学はできません。が、今にも崩れそうなそのお城の姿を外から見るだけでも歴史物語を想像する事ができ、時間旅行を楽しめます。

アクセス:アスマンスハウゼン(Assmannshausen)駅より徒歩30分

★■ラインシュタイン城■ Burg Rheinstein

マンスハウゼンの対岸のいきり立つ岩山に堂々と力強く、且つ優雅に立つロマンチックなラインシュタイン城の起源は10世紀とされていますが明確な資料はありません。14世紀初頭にはプロイセンのフリードリッヒ王子の夏の居城として改築され、このお城は数あるお城の中でも重要な建造物とされており、ライン川渓谷の素晴らしい見どころの1つでもあります。ネオ·ゴシック様式のこのお城では砲塔やテラスの鉄階段が見られます。城内も見応え満載で貴重なステンドグラスや壁画、ルネサンス様式の暖炉、貴重な家具があります。


開城時間:3月15日−11月15日毎日9:30〜17:30
TEL: 06721 6377

ガストロノミー(レストラン)
Turmzimmer und Ferienwohnung
Burg- und Ritterspiele
Romantische Nachtführung

アクセス:トレヒティンクスハウゼン駅(Trechtingshausen)より徒歩1分以内

★■ライヒェンシュタイン城■ Burg Reichenstein

ファルケン城(Falkenburg)の別名を持つらいヒェンシュタイン城は11世紀にアーヘン近くのコルネリ修道院大聖堂の所有物守護を目的に建設されたとされます。13世紀に入ると幾度に渡り盗賊達の巣となるが、1254年と1282年にライン都市同盟によって破壊されます。その後マインツ大司教がこの値を入手しお城の復興に当たります。ネオ・ゴシック様式の代表的な建造物です。しかし何とも不運なこのお城の運命、200年の後にはまたもや崩壊の道をたどります。現在は個人所有物として、城の一部は武器、防具、世界中から集めた1200にも及ぶ狩猟トロフィー等を展示する博物館であるとともに古城ホテルに姿を変えています。


博物館
開館:3月1日−11月15日10:00~18:00(日曜日:9:30〜)、11月16日〜2月28日11:00〜16:00(月曜休館)
TEL:06721 6117

古城ホテルのカフェ・レストラン
営業時間:10:00〜18:00
ホテル予約/問い合わせ:06721 6101 
Email:info@burg-reichenstein.de

アクセス:トレヒティンクスハウゼン駅(Trechtingshausen)より徒歩15分

★■ゾーネック城■ Burg Sooneck

ソーネック城は、11世紀にアーヘン近郊にあるコルネリミュンスター修道院の護衛と遠隔地の支配のためにに築城されたとされています。ところが13世紀に入るとゾーネック城もライヒェンシュタイン城と同様に盗賊たちの巣となりライン都市同盟とハプスブルク家に相次いで破壊されます。再構築城はずっと先の1689年になってからですがそれも儚くすぐにフランス軍に打ち破られてしまいました。19世紀にはプロイセン王フリードリッヒ・ヴィルヘルム4世の狩猟城、そして再建され20世紀には国有物化の道をたどり現在に至ります。今日、その印象的なロケーションと素晴らしい景観を望めるこのお城は博物館として一般公開されており、大変見事に改築された内装に加え、素晴らしい絵画や貴重な家具を見る事が出来ます。

※城内部はガイドツアーでのみ可能。


ツアー催行時間
4月1日−9月30日:火−日9:00〜18:00
10月1日−11月30日:火−日9:00〜13:00、14:00〜17:00(午前/午後ともに閉場時間30分前までに入場する事。)
1月1日−3月31日:火−日9:00〜13:00、14:00〜17:00(午前/午後ともに閉場時間30分前までに入場する事。)

TEL:06743 6064

アクセス:トレヒティングスハウゼン(Trechtingsahausen)駅より徒歩40分

■ハイムブルク城■ Heimburg

ハイムブルク城はライン宮中伯に対する要塞として1294年にマインツ大司教によって建設されました。しかし後の1689年にフランス軍によって崩壊ししてしまいますが、19世紀に実業家ヒューゴ・シュティンネスによって再建されました。

※個人所有物につき内部の一般公開はされていません。

■ノリッヒ城址■ Ruine Nollig

ノーリック城は、ライン川右岸の岩山にロルヒの町の護衛のために見張り塔として建てられたとされています。土台に使われている約1300の礎石から推定して14世紀初めごろに築かれたものと考えられています。築城の本当の目的も実は定かではなく謎の多いお城です。

※個人所有物につき、一般公開はされていません。

■フュルステンベルク城址■  Ruine Fürstenberg

フュルステンベルク城は、1219年にケルンの司教によって彼の財産保護とバッハラッハ周辺の領地周囲の護衛、そして関税徴収のために築城されました。三十年戦争でスペイン軍、スウェーデン軍に相次いで占領され、後の1689年のプファルツ継承戦争で完全に破壊されてしまいます。
現在はこのお城はハイムブルク城址同様に個人所有されています。

※個人所有物につき一般公開はされていません。

■シュタールエック城■ Burg Stahleck

シュタールエック城が最初の文書として残されているのは1135年の事です。元々ケルン教区がこの城を所持していましたが、1190年に皇帝バルバロッサがこの城を買収し彼の弟コンラートに与えます。 1214年になると、この城はヴィッテルスバッハの二つの主要な拠点の一つとして、強大なバイエルンの王朝に買い取られます。 1689年には、フランス人によって爆撃されてしまいます。 その後2回(1925年〜27年と1965年〜67年)に渡る再建で再びその存在感が印象的になるように拡大されました。今日のこの城はユースホステルとして利用されています。

バッハラッハ・ユースホステル 
TEL:06743 1266
FAX:06743 2684
Email:bacharach@diejugendherbergen.de

アクセス:バッハラッハ駅(Bacharach)より徒歩10分

★■プファルツ城■ Burg Pfalzgrafenstein

バイエルンのカウプ(Kaub)近くのライン川の中州の上流側立つプファルツ城はルートヴィヒ4世によって1327年に建てられ、1866年に至まで税関所として務めました。1813年から1814年にかけての冬、このプファルツ城はヨーロッパ史上でも重要な場所となります。ナポレオン戦争へと続く解放戦争さなか、プロイセン陸軍元帥ブリュッヘルは6万の兵とともにこの城の前で勝利を収めたのです。この歴史的事件の詳しい詳細はライン河博物館で展示されています。他にも承認からの税金徴収の様子なども知る事ができる大変興味深い博物館です。

博物館
1月・2月:月−金10:00〜17:00
3月:火−日10:00〜17:00
4月−10月:火−日10:00〜18:00
11月:月−金10:00〜17:00
12月:休館

TEL:0172 2622800


ガイドツアー問い合わせ
TEL:0 6774 745
FAX:0 6774 8174
Email: info@tempus-rhenus.de


アクセス:カウプ(Kaub)市街から30分おきに連絡船が運行

■グーテンフェルズ城■ Burg Gutenfels

グーテンフェルス城は1257年よりファルケンシュタイナー家が所有していた当時はカウプ城と呼ばれ、関税として勤めていました。この城の構造は建築芸術に於けるライン川沿いの最も優れた一例とされています。その後1277年以降はカウプ城はプファルツの有権者ルードヴィッヒ2世の城となりますが、1504年ヘッセン方伯ヴィルヘルム2世は、城とカウプの町を包囲攻撃に失敗します。以降この城はグーテンフェルズ(硬い岩)城と改名されます。後、1889年から1892年にかけて修築され、現在ではホテルとして使われています。

グーテンフェルズ城ホテル
Schloßhotel Burg Gutenfels
Wilma Bartsch-Reichelt
56349 Kaub am Rhein
TEL:06774 220
FAX:06774 1760

■シェーンブルク城■ Burg Schönburg

かつて「ライン川で最も美しいロマンチックな隠れ家」と呼ばれていたシェーンブルク城の起源は1149年、当時プファルツ地方を巡り対立していたラインエック城主、オットー2世をこの城で暗殺した事に始まります。後、この城は関税徴収所として大いに繁栄し居住用の建物と塔をそれぞれ3つ増築され更にずっと先には城壁も築かれました。1688年に始まったプファルツ継承戦争において、シェーンブルク城も近隣の城同様に翌年1689年に戦火によって破壊されました。1885年以来、この城は少しずつ現在の姿に再建されていきました。当時のまま残る重厚な城壁はその種のものとして最も重要な物の1つとされています。現在は塔の一部を博物館、残りはホテルとして使用されています。

※庭園へは自由にアクセス可能。(無料)


塔の博物館
4月1日−10月31日:火-日10:00〜18:00
戦火の城の様子、城の歴史 等が展示されています。

ホテル
Burghotel - Restaurant „Auf Schönburg“
55430 Oberwesel am Rhein
TEL:06744 93930
FAX:06744 1613
E-Mail:huettl@hotel-schoenburg.com

★■ネコ城■ Burg Katz

ネコ城は、カッツェネルンボーゲン伯ヴィルヘルム2世によって14世紀後期に建てられました。有名なローレライの岩の近く、ザンクト・ゴアールの岩山の上に立っています。この城の築城目的は、対岸に立つラインフェルス城とその町の守護でした。しかし1692年、ネコ城はフランス国王ルイ14世軍によって包囲され破壊、続いて1806年にはナポレオンの襲撃により完全崩壊します。1896年、オリジナルにより近く再建されました。1946から1951年には地元の高校として活躍しました。現在は日本人投資家の所有物としてプライベートホテルになっており内部の見物は出来ません。


アクセス:ザンクト・ゴアールスハウゼン(Sankt Goarshausen)駅より徒歩20分

★■ライエンフェルス城■ Burg Rheinfels

1245年、カッツェネルンボーゲン伯ディーター5世によって築かれました。この城は彼の居城でもありライン川を航行する船からの徴税所でもありました。築城の翌年にディーター5世は通行税を引き上げ、それに反発した周辺の領主たちにより1年以上にも及ぶ城包囲からなんとか城の守護に成功します。1479年に当時の城主フィリップ1世が死んだ事により、カッツェネルンボーゲン家の全ての男子が途絶えカッツェネルンボーゲン家は断絶し、フィリップの娘婿のヘッセン方伯ハインリヒ3世が城を継承する事になります。後、城はルネッサンス様式に改築され要塞として拡大もされました。1647年にはヘッセン=ダルムシュタット方伯家による城の継承に異を唱えていたヘッセン=カッセル方伯の軍がラインフェルス城を落としました。

城内見学(汚れても良い服着用と懐中電灯持参が無難)
3月中旬−11月上旬:毎日9:00〜18:00(最終入城時間:17:00)

※それ以外の期間は、雪と氷のない日のみ開城
土日11:00〜17:00(最終入城時間:16:00)

要問い合わせ
TEL:06741 383


アクセス:ザンクト・ゴアール(Sankt Goar)駅より徒歩15分

★■ネズミ城■ Burg Maus(トゥルンベルク城/BurgTurmberg)

実名、トュルムベルク城(Turmberg)の名を持つネズミ城は、トリーア大司教ベームント2世が、1353年から88年の歳月をかけて彼が新たに取得した領土を守るためにライン川右岸に建設しました。当時、最も近代的で最新技術を駆使した建築物として注目を受けました。1370年になると、カッツェネルンボーゲン伯爵2世は近隣の山に新たにカッツェネルンボーゲン城を築城します。人々はこの2つの城をまるでネコとネズミがスパイをし合っているよう、と「ネズミ城」と「ネコ城」というニックネームを付けました。

現在この城は個人所有物ですが、観光者に門戸を開いています。貴重な家具や興味深いコレクションを鑑賞する事が出来ます。


※マウス城の見学は、ガイドツアーでの見物になります。
ツアー日程は不定期なので、事前にマウス城ホームページまたは、地元の観光案内所 ローレライ観光局に問い合わせ下さい。(チケット購入も可能です。)

ネズミ城 Burg Maus
Bachstraße 30b, 56346 St. Goarshausen-Wellmich
Email:Verwaltung@burg-maus.de
TEL:06771 2303
URL:www.burg-maus.de

ローレライ観光局
Loreley-Touristik e. V.
Bahnhofstraße 8
56346 St. Goarshausen
TEL: 06771/910-0
FAX: 06771/910-15
Email:infoloreley-touristik.de
URL:www.loreley-touristik.de


ネズミ城へのアクセス:ザンクト・ゴアールスハウゼン(Sankt Goarshausen)駅徒歩40分

■リーベンシュタイン城■ Burg Liebenstein

リーベンシュタイン城とシュテレンベルク城(Burg Sterrenberg)はこれらの城をめぐる所有権争いの伝説より「敵対する兄弟」と呼ばれています。この事が最初に記されたのが1585年とされています。実際の所、このリーベンシュタイン城の起源は13世紀です。隣接して立つシュテレンベルク城の弟分に当たります。後、リーベンシュタイン城は防御壁を新たに築き、シュテレンベルク城からの守護に役立てたとされていますが確証はありません。この兄弟の間に武力衝突は起こらなかったようです。
現在この城はホテルとレストランとして利用されています。

ホテル ブルク リーベンシュタイン(レストラン)
Hotel Burg Liebenstein
Zu den Burgen 1, 56341 Kamp-Bornhofen
TEL:06773 308
FAX:6773 7686
Email:info@burg-liebenstein.de
URL:http://www.castle-liebenstein.com


アクセス:カンプ・ボルンホーフェン(Kamp-Bornhofen)駅前より送迎有り

★■シュテレンベルク城■ Burg Sterrenberg

このシュテレンベルク城と直ぐ隣に立つリーベンシュタイン城(Burg Liebenstein)は「敵兄弟」として名が知られています。この城を巡る奮奪争いの話が最初に記されたのは1538年とされています。この兄貴分のシュテレンベルク城が建てられたのは13世紀が起源とされているが10世紀後半から11世紀前半にはすでに城は築かれていたという説もあります。正確な築城年代はいまだ明らかではないが、ライン渓谷で最古の城の1つといわれています。城の奮奪戦の際にリーベンシュタインに新たに城壁が築かれますが、この「敵兄弟」間に武力衝突があった事実はないようです。1970-1977年の間に、この城の保存修復作業が行われ、現在はカフェ・レストラン、ホテルとして利用されています。


シュテレンベルク城カフェ・レストラン
営業:3月1日-10月1日、火曜定休
カフェ:10:00〜20:30
レストラン11:30〜14:00、18:00〜20:30
TEL:06773 323
Email:lothar.weinand@burg-sterrenberg.de
URL:http://www.burg-sterrenberg.de
※レストランのテラスからは最高に美しいライン川の景色を楽しめます。


アクセス:カンプ・ボルンホーフェン(Kamp-Bornhofen)駅前より送迎有り

■ボッパルト城■ Burg Boppard

ボッパルト城はライン川中部の重要な要塞の複合体の一つです。時は1327年、ボールドウィン大司教がボッパルトの町を征服した後にこの城を築きます。穴のある塔はオリジナルで両側の羽は17世紀に加えられた物です。ローマ帝国時代のボッパルト要塞の壁はドイツでも大変
保存状態が良く、その一部は考古学公園に保管されています。現在このお城は博物館としてボッパルトの歴史、森、ボッパルトが生んだ世界的に有名な曲木技術を駆使した「トーネットの椅子」の開発に関する資料が展示されています。


博物館(入館無料)
開館:4月−10月:火−日10:00〜12:30、13:30〜17:00
休館日:月曜日
TEL:06742 3888
FAX:06742 103 30
※要望があればガイドツアーも可能


アクセス:ボッパルト(Boppard)中央駅より徒歩10分以内。

★■マルクスブルク城■ Marksburg

マルクスブルク城の価値と重要性は、主に中世の要塞としての完全な保存状態にあります。史上によるとマルクスブルク城は1231年に築城されたと記されていますが、実際はもっと早い時期に築かれていたとの説が有力です。ブラウバッハのロマンチックな町の岩山の上に立つ印象的なマルクスブルク城は(14世紀以降は要塞として使用)本城と複数の建物、通路、要塞から成っています。内部は台所、大広間、亭、礼拝堂、武器庫、ワインセラー、胸壁、塔の部屋など典型的な当時のインテリアが見られ、中世への時空体験旅行を堪能出来ます。
※城内見学はガイドツアーでのみ可能

城内見学
復活祭−10月31日:毎日10:00〜17:00
11月1日-復活祭:毎日11:00〜16:00
休み:12月24・25日
TEL:02627 536 / 206


アクセス:ブラウバッハ(Braubach)駅より徒歩20分。

★■ローレライ■  Loreley (Lorelei)

ローレライは132mの高さを持つ岩山です。ライン川上流中部の渓谷にいきり立つその景観の美しさよりその名は世界的に知れ渡り、世界中の観光客を虜にしています。また岩山の上の展望ダっから望めるサンクト・ゴアールの町やラインフェルス城のあるその景勝な 見晴しも大変見事です。

■ローレライの地形■
ローレライの岩山付近のライン川は浸水25mで川幅113mと大変狭く、往来する船にとっては非常に危険なスポットであるため、この間を通過する全てのは、信号で交通の整備がされています。船で観光される方はぜひ注目して見て下さい!

■ローレライの歴史■
ローレライの岩がまだライン川とほぼ同じ高さでしかなかったころの時代(約60万年前)のもとであると思われる集落地の形跡が確認されている。ローレライはすでに中世の時代からビンゲンのビンガーロッホにならんで、ライン川で危険なスポットであることから名が知れていた。ローレライ地点では船の事故が多発するのである。ローレライの向こう岸の村は、サンクト・ゴアールで、ここには聖人ゴアールが住んでいたことから村の名前は由来する。ゴアールは事故から船客を助けたり、事故の負傷者の世話をしたという

■ローレライの神話■
作詞家クレーメンス・ブレンターノーが「ローレライ」という名前のロマンチックな曲を1801年に作曲します。この曲はバッハラッハの村に住む美女にまつわる話もとになっています。恋に破れてライン川に身投げをしようとするその美女を見た教会の司教は美女の持つ特別な優雅さに魅了され、彼女へ生きる意味を説き癒し、彼女を修道院へ送連れて行きます。その道中、彼女はローレライの岩山の上から恋い慕う裏切られた恋人の住む城を眺め再会を願いました。その時、その恋人が彼女を素通りする錯覚に陥り、悲しい事に岩からライン川へ落ちてしまう、と言う何とも悲しい話です。その美女の名が「Lurley」、そして「Loreley(ローレライ)」と名を変えてこの曲を作った事にこの岩山の名の由来があります。厳しい地形により事故が多発していた場所だったために「岩山に座る美女がまばゆいばかりの金髪をときながらライン川をのぞいていて、舵を取る船長達この美女に見とれて事故を起こす。」という寓話が生まれたのでしょう。


■マルティンスブルク城■ Schloss Martinsburg

パワフルな六角形の塔を持つマルティンスブルク城は14世紀後半、オーバーラーンシュタイン(Oberlahnstein)のライン川左岸に建てられました。マインツの有権者によって建てられたこの城の築城目的は通行料金徴収の関税でした。この城の東には1395年に築かれた主塔があり、その門にある繊細な鋳鉄で描き出されたエンブレムで装飾された当初のままの出窓が印象的です。北側には恐らく主要な部屋があったとされます。1497年には現在の南西翼が増築、しかし後にトリアーの大司教との紛争でこの城は破壊されてしまいます。1719-21年の間に大司教フランツ·フォン·シェーンボルンが城を改修し、この際にゴシック様式からバロック様式へと変わりました。

※城内の見学はツアーガイドでのみ可能


城内見学(詳しくは電話で問い合わを!)
5月−9月
TEL:02621 914171

★■ラーンエック城■ Burg Lahneck

ラーンエック城は1244年、マインツ大司教のために築かれ、そしてマインツの領土を確保しました。 30年戦争で深刻な損傷を受けた後、廃城と化します。後の1774年7月18日にかの詩人ゲーテがこの地を訪れています。ゲーテはラーンネックかのラーン川の光景に感銘を受け「Geistesgruß」の詩を書き上げました。この城跡は1803年以来、ナッサウ家により所有されていましたが、1853年になると、ライン鉄道会社監督、エドワード・モリアーティー(スコットランド人)が買い取り私有財産としてこの廃城の一部をネオ・ゴシック様式に改築しました。 ラーンエック城は、中世の要塞建設と歴史的な修復建設が組合わさった興味深い1例です。城内には貴重な家具や絵画などのコレクションを保持していおり、美しい礼拝堂や騎士の殿堂やそこに置かれる家具の数々、使用人の台所を描いた絵画などから、中世の城での生活の様子を垣間見る事が出来ます。また、城内にあるチェコ料理レストランのテラスからは、ラーン川河口とシュトルツェンフェルス宮殿の素晴らしい眺めを楽しむことができます。
※レストランは現在一時的に閉店しています。

城内見学
4月−10月:毎日10:00〜17:00
TEL:02621 2789
URL:http://www.burg-lahneck.de/html/besichtigung.html


アクセス:オーバーラーンシュタイン(Oberlahnstein)駅より徒歩15分

★■シュトルツェンフェルス宮殿■ Schloss Stolzenfels

シュトルツェンフェルス城は、1250年頃に通行料徴収の関税所として建てられました。プファルツ継承戦争ではかなくも破壊されますが、国王フリードリヒ・ヴィルヘルム4世の下、1836-42年の間に再建されます。 一部オリジナルのままに維持された高価な調度品は、当時の生活様式の様子を伝えています。中でも騎士の大広間や騎士の小広間は印象的です。 騎士の小広間は、当時の居住塔にあり、応接室として利用されていました。 壁には、フレスコ画が施されておりドイツ帝国の中世史が描かれています。 騎士の小広間はテラスに辻手織りそのその美しいテラスからは、ライン渓谷のヨーロッパ中世のうっとりするほど魅力的な比類なき景色を楽しむことができます。優雅な庭園は、造園家ペーター・ヨゼフ・ルネによって設計されたものです。シュトルツェンフェルス宮殿は 最も優れたドイツロマン主義の夏の離宮と賞されています。今日の宮殿はコブレンツ州立博物館とユースホステルとして使用されています。


博物館(庭園及び歴史的騎士の広間、王の部屋等)
1月−3月:9:00〜17:00(1月の1週目は準備期間中につき休み)
4月−9月:9:00〜18:00
10・11月:9:00〜17:00
12月:休み
※最終入城は閉場時間の45分前まで
問い合わせ
TEL:0261-51656
URL:www.schloss-stolzenfels.de


アクセス:コブレンツ(Koblenz)中央駅前のバスターミナルよりボッパルト行き650番に乗り、シュトルツェンフェルス=シュロッスヴェーク(Stolzenfels-Schlossweg)下車、すぐ。

また、コブレンツよりシュトルツェンフェルスまで30分おきに船が運航。

■クアヒュルストリッヒ宮殿(選帝候の城)■ Kurfürstliches Schloss

ライン川に面して立つクアヒュルストリッヒ宮殿は、ラインラントで最も重要な古典的な建築物の1つとされています。城はトリアーのクレメンスヴェンツ選帝候によって1777-93年に建てられ、主に1850年-1858年の間にはプロイセンの王子、ヴィルヘルムとその妻オーガスタの居城として使われました。この宮殿は1944年に破壊されてしまいますが、後の1951年には再建されます。玄関ホール、階段、ガーデンルームは、当初のスタイルを大きく反映しています。

※現在は市庁の管理下にあるため一般公開はされていません。

★■エーレンブライトシュタイン要塞■ Festung Ehrenbreitstein

エーレンブライト要塞は、10世紀末に貴族のエーレンベルトによって最初の城が建てられ、エーレンベルトシュタイン城と名付けられた後に、エーレンブライトシュタイン城となりました。12世紀になるとローマ帝国のトリーアの大司教の所有に帰する城となります。17世紀から18世紀に入ると要塞として増強され、容貌も要塞らしく姿を変えるものの、フランス軍により落城。しかし1817から1828年にはプロイセンがこの要塞を再構築し、ヨーロッパでも屈指の石のごとき固い護衛を誇る最強で巨大な現在観られる要塞となりました。この要塞の歴史や建築技術はこの城にある興味深い博物館の資料で閲覧出来ます。レストランのテラスからはコブレンツの町、ライン川、モーゼル川、ヴェスターヴァルトの森などが作り出す素晴らしい景色が望め、その景観は心に深く刻まれる事でしょう。


エーレンブライトシュタイン要塞博物館
開館:4月−10月:毎日9:30〜18:00(要塞外部とレストランは〜24:00)          
   11月−3月:毎日10:00〜17:00(要塞外部とレストランは〜24:00) 
休み:12月24・31日        
TEL:0261 6675 4000
FAX: 0261 6675 2699
Email:informationen.festungehrenbreitstein@gdke.rlp.de
URL:http://diefestungehrenbreitstein.de


アクセス:コブレンツ(Koblenz)中央駅前より城直通のシャトルバスが運行(BUGA行き)

■アルテ城(選帝候王子の宮殿)■ Alte Burg

コブレンツの旧市街のモーゼル川の畔に立つの古城「アルテ城」は、その塔と橋が非常に印象的でコブレンツの優れた建造物としその名が知れています。この城は1185年に貴族のヴォン・デア・アルケンにより築かれ、後の1277年にはトリアーの大司教、ヘンリー・フォン・ヴィンスティンゲンにより増築され、その後も改築は繰り返され大司教の一時的に住居を務めました。現在は城の一部は市立図書館と市立資料館となっています。訪問の際は砂岩で作られた見事な螺旋階段をお見逃しなく!

開城:月火木金14:00h〜17:00(市立資料館の開館時のみ)
TEL:0261 31304

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