世界を代表する建築家アントニオ・ガウディが生前、力を尽くして完成させようとしたのがこのサグラダ・ファミリアです。バルセロナだけではなく、スペインを代表するモデルニスモ建築の最たる例で、バルセロナを訪れる人のほとんどが訪れています。
1882年に着工したこの教会は、翌83年、前任者が辞任したことによりガウディが引き継ぐことになりました。大聖堂の建築にたずさわることを夢見ていたガウディは、これを奇跡として喜び、晩年は他の仕事から一切手を引いてサグラダ・ファミリアに専念しました。
その一方で建築費は信者による寄付によってまかなわれていたため、資金難に陥り、ガウディの生前に出来上がっていた塔はわずか1本のみでした。現在は12本の塔が建っていて、完成すると18本の塔が建つ予定です。2010年11月7日にローマ法王によって教会として奉納され、ガウディ没後100年である2026年の完成を目指して建設が進んでいます。
観光シーズンになると、サグラダファミリアの入場券を求める列は1時間以上待つこともあります。行列に並びたくない方や、観光スケジュールを把握しておきたい方におススメなのが、オンラインであらかじめ入場券を購入しておくことです。こちらは手数料がかかるので一般に買うより多少割高になります。入場券は14.8ユーロで、塔へのアクセスを入れると19.30ユーロです。購入の際に、訪れたい時間とどの塔に上りたいかを選ぶことが出来ます。オンライン購入の際は英語やスペイン語での対応になります。
このファサードにはキリスト誕生から、初めて説教するまでの逸話が描かれています。1894年の工事が開始され、3つのファサードの内、唯一ガウディの生前に完成したものです。3つの門によって構成され、 左門が聖ヨセフを体現する「希望の門」、中央門がイエスを表す「愛徳の門」、右門が聖母マリアに捧げられた「信仰の門」です。
西側にあるこのファサードは、キリストの死がテーマとなっていて、最後の晩餐から磔の刑、キリストの昇天までが彫刻によって表されています。装飾を排除し、角ばった石の形をあらわにすることで、受難の苦しみを表しています。彫刻を担当したのはカタルーニャ人のスビラックス。左下からS字に順を追って物語が進んでいます。磔刑前夜の出来事(下層)、ゴルゴダの丘への道(中層)、イエスの死と埋葬(上層)の順にたどることが出来ます。
通常のツアーでは登ることが難しいサグラダ・ファミリアのエレベーター。
このツアーで上ってみませんか?たっぷり見学時間があるので、ガウディ作の世界遺産を満喫できます。
モデルニスモの最高傑作、ドメニク・ムンタネールのカタルーニャ音楽堂や大聖堂などの
旧市街の主な箇所も外観見学します。
バルセロナ観光のハイライトである世界遺産のガウディ建築はもちろん、サンタマリア デルマル教会、
ピカソ美術館周辺を訪れるツアー。短時間で芸術、建築スポットを見て廻る絶好の機会をご利用ください!
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