1913年創業のバルセロナでも最も古いバルの1つ、キメット・キメット。4世代に渡って家族経営で継がれてきたバルです。店内にはイスはなく、3つのテーブルとカウンターがある立ち飲み形式のバルですが、地元客、観光客の両方を魅了し、常に混雑しています。床から天井までを埋め尽くすワインの棚には圧倒されること間違いなし!さらに店の名前付いたベルギー産のビール、そしてカバも取り扱っています。
しかし、ここはお酒を飲むだけのバルとは違います。ここの売りは、なんといってもタパスにあります。缶詰を使ったものや、厳選チーズの盛り合わせ、またこの店オリジナルのモンタディート(パンの上に具が乗っかったもの)があります。缶詰と言っても、スペインの缶詰の質は世界的にも高く評価されています。それを使って、カウンター越しに職人がタパスに仕立て上げます。このタパスはとても有名で各国のガイドブックやメディアに取り上げられ、The GuardianやNew York Timesにも掲載されたほどです。あのエル・ブジの料理長を務めたフェラン・アドリアもバルセロナのお気に入りのタパスバルに挙げるほどの有名店です。
ご飯というよりは、お酒とおつまみで軽く食前に楽しむスタイルのバルなので、ぜひつまみに足を運んでみてください。活気あふれるユーモア溢れる店員さんが温かく迎え入れてくれるはずです。土曜の夜、日曜、8月中は閉まっているので要注意。
天井から床までワインで埋め尽くされた店内。その棚にはそれぞれのワインの値段が書かれています。とても良心的な値段設定をしていて、気軽に注文できるのも嬉しいです。もちろん高価なお酒も取り扱っています。1913年から続く歴史ある店内にも注目です!
おススメの1品は、カリカリのパンの上にヨーグルトを塗って、その上にサーモンをのせ、トリュフのハチミツがかかったモンタディートです。他にもチーズや、海鮮の盛り合わせなどもお試しください!(写真: トリップアドバイザー提供)
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