チトワン国立公園は、ネパール南部に位置するジャングルを保護する目的で設置された自然保護公園です。チトワン国立公園はタライ平原に位置し、非常に広大で東西80km、南北23kmにも及んでいます。ネパールといえば、世界の屋根と言われるヒマラヤ山脈のイメージで標高が高いと勘違いされることが多いですが、このチトワン国立公園の標高は、50m~200m程度で亜熱帯気候となっています。公園内には、インドサイ、ベンガルトラ、ヒョウ、ヌマワニ等の絶滅の恐れの高い動物が生息し、また野鳥の種類は500種類以上で、世界一と言われています。
観光地としてもとても人気が高く、ゾウの背中に乗って見るジャングルサファリや、ラフティング、カヌー、バードウォッチングなどのアクティビティを楽しむことができます。
同地域は、1961年にはサイ保護区に、1973年には国立公園に指定され、1984年には世界自然遺産にも指定されました。
※写真は全てトリップアドバイザー提供
首都カトマンズから飛行機で約30分でチトワン国立公園の玄関口バラトプルに到着します。そこから車で45分程、カトマンズから バスなら7時間でチトワン国立公園へ行くことができます。観光客は許可がないと立ち入りできません。
サファリが観光のメインであるが、ベンガルタイガー、ヒョウなどに出会える確率は低いのが現状となっています。しかし、川には淡水イルカ、ジャングルにはトラ、サイ、シカ、ヒョウ、サルなど43種類の哺乳類とおおよそ450種類もの鳥類が生息しています。
また、周辺のタルー族の村をめぐるツアーも人気があります。チトワンに暮らすタルー族は昔からの生活スタイルを維持している人が多く、住居や畑、漁など伝統的な暮らしを見ることができます。
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