パシュパティナート寺院はカトマンズにあるシヴァ神を祭るネパール最大のヒンドゥー教寺院です。
シヴァが滞在したとの言い伝えのあるこの地は、はるか1500年以上も昔から巡礼の地となっており、インド大陸四大シヴァ寺院の一つにも数えられ、ヒンドゥー教が国教であるネパールでは最高の聖なる地となっています。
寺が面しているバグマティ川には、隣接した火葬台を複数備える火葬場があり、灰は川に流されます。バグマティ川は、ヒンズーの聖地である、インドのバラーナシを流れるガンジス河に通ずる支流にあたるため、ここのガートで荼毘に付せば母なる大河ガンガーへと戻ってゆくと考えられています。よって遺灰をこの川に流すのがネパールのヒンズー教徒の願望となっています。
パシュパティナート寺院はヒンズー教徒以外は立ち入れませんが火葬場は入場料を払えば誰でも見学することが可能となっています。すぐそばの丘に登れば7000m級のアンナプルナをはじめとするヒマラヤ山脈を見ることもできます。
※写真:トリップアドバイザー提供
名称 | パシュパティナート寺院 / Pashupatinath Temple |
住所 | Gausala | Pashupati, Kathmandu 8349, Nepal |
入場料 | 1000ルピー(寺院内には入場できません) |
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