なんといっても頂上からの眺めが美しいです!バコン寺院は9世紀に建てられた、あのアンコール・ワットの原型である遺跡。インドラヴァルマン(Indravarman)王がヒンドゥー教の神々を祀るため造られました。広さは700~900mを誇り、ロリュオス遺跡群の中でも最大規模。初めてのピラミッド型の寺院でもあり、そのスタイルはその後500年の主流となります。さっそく寺院に東から入ってみましょう。堀にかかる橋でナーガ(インド神話に起原を持つ蛇の神)が出迎えてくれます。アンコール遺跡でお馴染みのナーガの欄干ですが、このバコン寺院のナーガが最初に欄干とされたものなんだそうです。頂上から見る周辺のジャングルの景色もお見逃しなく。遺跡自体は損傷が激しく一つ一つのレリーフを確認するのは困難ですが、上部の第5層にある阿修羅のレリーフは状態よく残っています。アンコール・ワットに比べ訪問者が少ないため静かに散歩しながら観光ができることでしょう。
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