シュールレアリズム的なこのバルセロナ・ヘッドは、アメリカのポップ・アートアーティストのロイ・リキテンスタインが1992年のバルセロナ五輪のために作り上げた作品です。この作品はロイ・リキテンスタインの初の屋外作品です。カタルーニャ出身であるアントニ・ガウディとバルセロナが好んだタイルのモザイク模様を使用していることにも、彼の街へのリスペクトを見ることが出来ます。
抽象的ではありますが、女性の顔が描かれているように見えます。高さ15mのこの作品には、ロイ・リキテンスタインの特徴がよく表れています。はっきりとした色づかい、陰影をつけるためのドット、絵具をぶ厚く塗った筆跡(ブラッシュストローク)、アメリカンコミックに影響された画風などが挙げられます。中央郵便局前の位置しています。
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