カサ・マルティは1896年に建築家のプッチ・イ・カダファルクのもとゴシック地区に建てられました。建物は中世の城のように見え、そのファサードはヨーロッパのゴシックスタイルに影響を受けていて、特徴的なモデルニスモの装飾で飾られています。美しい彫刻はエウセビ・アルナウが担当しています。
1階部分には「クワトロ・ガッツ」というカフェ・レストランが入っています。元々はカフェであり、宿泊場、文学サークルとして1903年まで機能していました。ここは当時の知識人の集まる場であり、若きパブロ・ピカソも足しげく通っていて、初めて彼が線画の展示会を開いた場所でもあります。現在入口にはピカソの「クワトロ・ガッツ」の絵が飾られており、お客を招き入れています。
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