航空

サイパン国際空港には、成田国際空港・関西国際空港から毎日直行便を運航している。現在、日本からの定期便運航は、デルタ航空とアシアナ航空(関西国際空港経由)が直行便を就航させている。チャーター便では、日本航空やユナイテッド航空が直行便を運航している。また、サイパンエアーがサイパン‐成田/関西間の就航を予定している。

港湾

サイパン港は、日本統治時代に南洋の玄関口として栄え、貿易や旅客の行き来が盛んであった。現在でも、日本行き南太平洋航路のクルーズ客船がサイパン港を最終寄港地(ラストポート)にしている。また、日本との間にコンテナ船定期航路が開設され、物流の拠点となっている。

島内

日本統治時代には、蒸気機関車による軽便鉄道があった。この路線は、南洋興発がサトウキビの輸送と物資の運搬を図るために建設された。北部のバードアイランド付近からガラパンを通り南部のラウラウ湾まで、島内を一周するように運行されていたが、サイパンの戦いで破壊され消滅した。
現在、島内には鉄道が無いため、島内の交通は主として自動車が使われ、地元住民は、原則として自家用車かタクシーなどでの移動が一般的である。観光客向けの公共交通手段としては、観光客が集中するガラパンを中心に、DFSギャラリアのシャトルバスが往来し、ホテルやカントリークラブ間を連絡している。
以前は、九州産業交通の現地法人であるサイパン産交が貸切バス事業を行なっていたが、九州産業交通の産業再生機構活用による事業再編の一環として売却された。

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