基本情報

国名

◆日本語表記:バングラデシュ人民共和国
◆正式名称:ベンガル語: গণপ্রজাতন্ত্রী বাংলাদেশ
◆公式英語表記:People's Republic of Bangladesh
◆首都:ダッカ

バングラデシュの概要

国名バングラデシュ人民共和国
首都ダッカ
面積14万4000km2
人口152,500,000人
言語ベンガル語
通貨タカ (BDT)
大統領アブドゥル・ハーミド(2014年11月現在)
宗教イスラム教が89.7%、ヒンドゥー教が9.2%、その他が1%

バングラデシュの祝祭日

移動祝祭日・3日間犠牲祭移動祝祭日ドゥルガー・プージャー
2月21日ベンガル語国語化運動記念日移動祝祭日シャベ・バラット
移動祝祭日アーシューラー11月7日革命連帯記念日
3月26日独立記念日移動祝祭日シャベ・カダール
4月14日ベンガル新年移動祝祭日ジャマトゥル・ビダ
5月1日メーデー移動祝祭日・3日間断食月明け大祭
移動祝祭日仏誕祭12月16日戦勝記念
移動祝祭日ムハンマド生誕祭12月25日クリスマス
移動祝祭日クリシュナ・ジャンマシュタミ


気候・時差

バングラデシュは、熱帯モンスーン気候で雨季と乾季に分かれています。年中暑いイメージのある国ですが、実際には6つの季節があります。一般的には4~5月の暑季、6~10月の雨季、11~3月の乾季に分けられます。11~3月の乾季の乾季はとても過ごしやすく旅行にも適していますが朝晩の気温差が大きいので上着を持参するなど防寒対策も必要です。4~5月と10~11月頃の季節の変わり目は天気が不安定になり、時には大きな洪水をもたらすサイクロンが襲うこともあります。

■ダッカ・東京の平均気温比較■

1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
ダッカ(℃)19.121.826.528.728.729.128.829.028.827.724.420.3
東京(℃)5.56.212.115.219.822.927.329.225.219.813.58.3

■ダッカ・東京の平均降水量比較■

1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
ダッカ(mm)7.728.965.8156.3339.4340.4373.1316.5300.4172.334.412.8
東京(mm)48.660.2114.5130.3128164.9161.5155.1208.5163.192.539.6


【時差】
バングラデシュと日本の時差は3時間です。
日本時間マイナス3時間(UTC+6)ですので日本が正午のとき、バングラデシュは午前9時になります。

時差早見表 (UTC +6)

日本の時刻01234567891011121314151617181920212223
現地の時刻21222301234567891011121314151617181920


治安

バングラデシュは親日国で比較的治安の良い国です。しかし観光客などを狙った犯罪は年々増加傾向にあり充分な注意が必要です。また、チッタゴン丘陵地帯は少数民族問題もあり立ち入りが制限されています。外務省の海外安全ホームページなどで危険地域を確認し、危ない地区には近づかないようにしましょう。
バングラデシュで観光客がよく被害に遭うのはひったくりや強盗事件です。大金を持ち歩くのは大変危険です。貴重品等はホテルのフロントに預かってもらうと良いでしょう。

※治安状況は常に変化していますので、出発の前に最新の現地状況をバングラデシュ大使館や外務省海外安全ホームページで安全情報や注意事項等を必ず確認しましょう。


通貨・両替・チップ・税金

通貨・両替・チップ

通貨単位はタカTaka(BDT)
補助通貨はポイシャ
紙幣は1, 2, 5, 10, 20, 50, 100, 500タカの8種類
硬貨が1, 5, 10, 25, 50ポイシャと1, 2タカの7種類
※2014年10月17日現在1BDTが約1.3769円

バングラデシュで両替をする場合ダッカ空港、ホテル、市内の両替所で日本円、米ドル紙幣の両替が可能です。地方では日本円から両替できない場合がありますので地方へ出かける場合には都市部で両替しておきましょう。
使いきれなかったタカはダッカ空港の銀行で米ドルへの再両替が可能です。その際に「両替証明書」が必要になりますので最初に両替をした際に大切に保管しておきましょう。
また市内のATMからクレジットカードによるキャッシングも可能です。手数料やレートはカード会社によって異なりますので事前に確認しておくと良いでしょう。

ホテルやレストランで料金にサービスチャージが含まれている場合チップは不要ですが含まれていない場合、中級以上の店は最低10~20Tk程度のチップを渡すのが良いでしょう。
また、ホテルのポーター等はTk10程度、タクシーやリキシャはチップ不要です。

税金

一般的な買い物や庶民的なレストランなどでは税金はかかりません。
中級以上のホテルや高級レストランでは15%の税金が加算されます。

電気・通信事情

電圧

日本での電圧は100ⅤでプラグはAタイプですが、バングラデシュの電圧220V、周波数は50Hz、プラグはBF,B3,BF,B,Cタイプですので気を付けましょう。
日本製の100Ⅴのものを使う場合には変換プラグ・変圧器が必要です。電圧と消費電力は取扱説明書や製品本体に表示されています。「全世界対応タイプ100V~240V」の製品でしたら変換プラグを使うだけでそのまま使用できますが、「日本対応タイプ100V」の製品の場合は変換プラグ・変圧器の両方が必要となります。
日本の製品をバングラデシュで使う予定のある方は事前に確認して行きましょう。

変換プラグ

日本の電気製品を海外で使用するために、電源プラグ形状を変換するためのアダプターです。使いたい電化製品が全世界対応タイプ100V~240Vタイプのものでしたらこの変換プラグに差し込みそのまま使用できます。この変換プラグは日本の家電量販店や空港などで200円~500円と手頃な価格で購入できます。旅行前に1つは用意しておくとよいでしょう。また、旅行にたくさん行かれる方は約2000円程で手に入る、どこの国のプラグにも対応可能なマルチタイプの変換プラグがおすすめです。

変圧器

変圧器とは使用する電化製品の電圧を海外の電源電圧に変更するものです。例えば日本の製品をバングラデシュで使う場合この変圧器を通して使えば日本の製品100Vのものをバングラデシュの電源電圧230Vに変換してくれます。
消費電力の小さい電化製品なら旅行用の変圧器(約3000円~)で使用することができますが、消費電力の大きい電化製品(ドライヤーなど)は旅行用の小さな変圧器では使用できません。ホテルで変圧器を貸し出しているホテルも一部ありますので出発前に確認していくことをおすすめします。

インターネット

中級以上のホテルでは、滞在者はケーブルもしくはワイヤレスによるインターネット接続が可能なところが多くあります。事前にホテルに確認しておくと良いでしょう。
グルシャンやボナニ地区のカフェでは無料でWiFi接続可能なところがいくつかあります。インターネットカフェは街中にありますが日本語対応しているインターネットカフェは限られています。

電話・郵便

電話

★電話のかけ方【バングラデシュ→日本】
国際識別番号は「00」、日本の国番号は「81」です

・03-1234-5678へ電話をかける場合
00-81-3-1234-5678
(国際識別番号+日本の国番号81+相手の番号※)
※市外局番の最初の「0」は不要です。エラーになる場合があるのでご注意ください。

・携帯電話090-1234-5678へ電話をかける場合
00-81-90-1234-5678
(国際識別番号+日本の国番号81+相手の番号※)
※こちらも同様で携帯番号の最初の0は不要です。

★電話のかけ方【日本→バングラデシュ】
利用する電話会社や電話の種類(固定電話、IP電話、携帯電話)で番号が異なります。事前に確認が必要です。
利用している電話会社のウェブサイトで確認できます。

・例)KDDI(001)からバングラデシュ011-1234567へ電話する場合(※バングラデシュの国番号は「880」です)
001-010-880-11-1234567
(利用する電話会社のアクセスコード+国際通話識別番号+バングラデシュの国番号880+相手の番号※)
※バングラデシュからかける場合と同様、電話番号の最初の「0」は不要

郵便

【一般的な郵便局の営業時間】
日-木曜 9:00-17:00、金・土:定休
【郵便料金】
航空便でハガキ、20gまでの封書26Tk

入出国


ビザ・パスポート

バングラデシュへの渡航にはビザが必要です。観光ビザの場合滞在可能日数は最長90日、有効期間は発行日から6ヵ月となります。
ビザの申請にはパスポート、 写真1枚、 Web上で記入及印刷し、署名済みビザ申請書が必要です。2014年4月よりオンラインでの申請も可能となりました。

※※ビザ・パスポート等の情報は予告なく変更されることがございます。
必ず大使館、領事館または旅行会社でご確認ください。

入国手続き

日本からバングラデシュへの直行便は現在運行していません。
香港、バンコク、クアラルンプール、シンガポールなどで乗り継いでバングラデシュまで行きます。フライト時間は乗り継ぎ国などによって異なりますが約10時間ほどです。

【バングラデシュへの入国】
①入国審査
イミグレーションカウンターでパスポートを入国審査官に提示して入国スタンプを押してもらいましょう。

②荷物の受け取り
搭乗した便名が表示されているレーンへ行き荷物を受け取りましょう。スーツケースは似たデザインのものが多いので取り間違えに注意しましょう。スーツケースにはネームタグをつけ、目印をつけておくのもよいでしょう。
もし荷物が見つからない場合や破損していた場合、荷物預り証を持って係員に相談しましょう。

③税関申告(必要がある場合のみ)
税関申告が必要な方は赤色のサインが出ている税関カウンターへ向かいます。酒やタバコの免税範囲を超えている場合は、申告が必要です。申告するものがある場合は、検査台へ進み検査を受けます。
申告するものがない場合は緑色のサインが出ている出口へと向かいましょう。

出国手続き

【出国準備】
個人で旅行の方は、出発の72時間前までに帰国便の確認をしましょう。再確認が必要でない航空会社もあるので事前に旅行会社または航空会社に確認しておくとよいでしょう。
また、搭乗便出発の48時間~1時間前(航空会社によって違いあり)からインターネットでチェックインができるサービスを行っている航空会社も多くあるので事前に確認することをお勧めします。事前にチェックインしておくと当日スムーズに出国手続きができます。

①搭乗手続き
利用する飛行機の便名・時間を案内板で、チェック(搭乗手続き)している場所を確認します。カウンターへ行きチェックインと手荷物でない荷物を預けます。(事前にwebチェックインを利用しチェックイン済みの方は荷物を預けるだけです)

②出国審査
出国審査のカウンターへ行き、審査官にパスポート、搭乗券を提示します。本人であることが確認されたら、パスポートに出国スタンプが押され返却されます。

③手荷物検査
機内持ち込みの荷物検査、ボディチェックがあります。機内持ち込み禁止物や液体類については規制があるので注意が必要です。時間によっては混み合う場合があるので余裕をもって行きましょう。

④搭乗
飛行機の離陸予定時間30分前に搭乗が始まります。乗り遅れないようにしっかりと時間に余裕をもって行動しましょう

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