標高350メートルの断崖上にあるラヴェッロの町。アマルフィ海岸に点在する町の中で、高い所に位置する分、その眺望が自慢だ。
そのラヴェッロのドゥオーモは、ユニークな2つの説教壇が見物。右側の説教壇は、6頭のライオンが説教壇から伸びる柱を支えている。そのねじれた柱も、説教壇側面も、鮮やかなモザイクで装飾されている。これは1272年、ニコロ・ルーフォロにより寄贈されたものだ。中央にルーフォロ家の紋章が入れられている。
一方、左側の説教壇は11世紀末から12世紀初頭に作られたもの。聖書の「予言者ヨナの物語」がモザイクで描かれている。
中央のブロンズ製の扉は、12世紀末に製作されたもの。鋳造された一枚一枚には、生命の木や動物、あるいは数々の聖人や、聖母とキリストなどが描かれている。
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