元々市内に水を供給するポンプの役割を果たしていたこの建物が、1930年にアルゼンチン国内で最も重要な美術館となりました。「南米のパリ」と呼ばれる高い美意識を持つブエノスアイレスにある国立美術館の1階部分は、24ものギャラリーでは20世紀以前のヨーロッパアートが展示されています。アルゼンチンの黄金時代に集められたルノワールやモネ、ゴーギャン、セザンヌ、ピカソなどの1流のアーティストの作品が飾られています。
ヨーロッパのアートだけが、この美術館の見どころではありません。この美術館は世界最大のアルゼンチンアートを所蔵していることで有名です。ベニート・キンケラ・マルティンやシュル・ソラール、エドアルド・シボーリ、リノ・エネア・スピリンベルゴ、ラケル・フォルネルなど19、20世紀を代表するアルゼンチンアートの芸術家の作品は必見です。
美術館内には企画展や小さな映画館、プレ・コロンブス期の工芸品もあります。入場料は無料なので、観光客には嬉しい限りです。レコレータ墓地からも近いので、合わせてお楽しみください。
(写真:トリップアドバイザー提供)
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