9年近くかけて1906年にフィゲロア・アルコルタ大統領によって落成された国会議事堂。建設を担当したのは、コロン劇場の設計も担当したビクトール・メアノ。当社予想した予算の倍以上を費やした国会議事堂は、グレコ・ローマン様式やパリのボザール様式の強い影響を見ることが出来る折衷様式です。デザインは各地の建築のアイディアを多く採用していて、外観はアメリカの国会議事堂をイメージしています。その他にも、ベルリンのブランデンベルグ門のクアドリガ(四頭馬車)を連想させる装飾もされています。
内装は、ドイツのタイルやスペインの木材、フランスの大理石、コリント式円柱、銅の彫刻、レッドカーペット、絹のカーテンなどで装飾されていて大変豪華です。南に上院、北に下院が位置しています。特に注目したいのが、ドームの真下にある中央ホール「青の広間」と、「足跡の間」です。青の広間にはガラスと銅で出来た重さ約2トンものシャンデリアが絢爛で、これはアルゼンチンの各州を表現しています。また、国会図書館は一般の人も利用可能となっています。この図書館は約200万冊もの書物を収蔵し、アルゼンチンで最も在庫図書数の多い図書館の1つです。
内部の見学ツアーは、英語は月・火・木・金曜の11、16時、スペイン語は月・火・木・金曜の11、16、17時です。
(写真:トリップアドバイザー提供)
(写真:トリップアドバイザー提供)
(写真:トリップアドバイザー提供)
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