アルゼンチンの水と衛生事情

ブエノスアイレスの水道は整備されていますが、濁っていたり、微粒状の砂がわずかに混入してます。病原菌は混入していないので飲用は可能ですが,市販のミネラルウォーターの飲用をおススメします。
レストラン等でミネラル・ウォーターを頼むと必ず炭酸入り(con gas-コン・ガス)か炭酸なし(sin gas-シン・ガス)かを聞かれます。

食べ物

農業国であるアルゼンチンは、野菜・果物・乳製品・肉類・ワインなどが豊富で,食品の衛生管理は良く,市内のスーパーマーケットや食料品店,肉屋,八百屋で購入する場合には問題ありません。レストランも一般のレストランであれば問題ありません。しかし、道路脇の屋台で売られる焼肉・ソーセージなどのサンドイッチなどの料理には、不衛生なものもあるので、注意しましょう。
生魚など、生ものを食べる習慣はないので、それらを食べる際には注意が必要です。旅行中の病気を避けるため、生ものではなく、よく火の通った料理を食べるようにしましょう。

医療事情(出典:外務省 海外安全ホームページ)

アルゼンチンの医療レベルは南米の中では高い方です。特にブエノスアイレスの一部の私立病院では,心筋梗塞や脳卒中,外傷等にも対応可能です。しかし,地方都市の病院の多くは公立病院で,医療レベルは必ずしも高いとはいえません。場合によっては,ブエノスアイレス等への緊急移送が必要な場合もあります。また,診療は基本的にスペイン語で行われ,英語での診療を受けるためにはアメリカに渡航する必要がありますので,万一に備えて,緊急移送サービスを含む十分な補償内容の海外旅行保険への加入をお勧めします。


・ブエノスアイレス市の主な医療機関
(ア)Hospital Aleman(ドイツ病院)
所在地:Avenida Pueyrredon 1640, Buenos Aires
電話:市外局番(011)4827-7000(救急外来は内線2322/2323)
概要:全220床,医師数380人の全科対応の総合病院。設備,医療水準とも日本の一流病院並みですが,契約者の診療が基本なので,契約者以外の緊急受診の際には支払能力を証明する物(クレジットカード(VISA,マスター,ダイナース,アメリカンエクスプレス),旅行者保険の証明書など)の提示を求められることがあります。一部の医師・技師は英語・ドイツ語を話しますが,ほとんどの職員はスペイン語しか話せません。土日は休みですが,救急外来は全日24時間診療しています。

(イ) Mutual Nikkai(日会診療所)
所在地:Avenida Independencia 734, Buenos Aires
電話:市外局番(011)4300-2904
FAX:市外局番(011)4300-3180
概要:日系人医師によって運営されている外来診療専門のクリニック。内科・外科・産婦人科・小児科・消化器科・皮膚科・腎臓科などがありますが,各科診察は曜日により異なるため,電話で確認が必要です。月~金曜日の9時から13時が診療時間で,土日は休みです。

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